OBIHIRO CONTEMPORARY ART 2018

 

帯広コンテンポラリーアート2018

「河口」展 参加作家  

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鈴木 隆 Suzuki Takashi

 

「塩」 salt

制作年 : 2018

素材 : 塩

大きさ : 円錐形 底辺 直径100㎝  高さ  150㎝

作品展示場所 : 十勝川の浦幌側河口 

作品設置予定日 : 2018年 6月 30日~7月 1日 その後観察と記録を続ける。


十勝川が太平洋にそそぐ河口に、塩で円錐形のオブジェを作る。日本では古来から塩が邪気を払う神聖なものとして盛り塩を行う風習がある。川は土壌のわずかな塩分を溶かして海に運び、海がその濃度を高めて塩水となる。人間を含むすべての動物は塩なしでは生きられない。塩のオブジェは雨や風によって溶かされ海に戻る。その変化を観測し、記録に残す行為を作品としたい。


 

 

2018年 5月10日

作品設置イメージ 写真の右手が十勝川、左手が太平洋。

 

2018年 5月27日

「塩」の試作です。5㎏の塩を使用しました。実際の作品は7月1日に 500㎏の塩を使って作る予定です。
この試作品が雨などでどのように 変化していくのかを観察します。

 

2018年 6月30日

制作準備

 

制作過程

 

 

2018年 7月 1日

「塩」salt が完成しました。
500㎏の塩を円錐形に150㎝まで盛り上げることは予想以上に困難な作業でした。細心の注意を払いながら完成した途端にザバーと崩壊。盛り上げと崩壊を5回ほど重ねてやっと完成しました。完成写真を撮っている間に、またもや崩壊。作品は波打ち際に設置しましたので間もなくすべて海に戻ることでしょう。

 

完成1

完成2

完成3

 

完成写真を撮っている間にも崩壊始まる。

 

 

2018年 7月 6日

作品完成から6日後の様子。
「塩」salt は台風7号くずれの大雨による十勝川の増水と高波により完全消滅。
河口の形状もすっかり変わっていました。

 

 

 

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鈴木 隆 
Suzuki Takashi

中札内村在住

1980年 ミュンヘン美術アカデミー(絵画)卒業      

【 発表歴 】

2008 北海道立体表現展‘08 (北海道立近代美術館/札幌市)
2009 帯広圏 現代アートパーティ企画展・4 アートキャンプ・アートストーリー「愛」
2010 北海道立体表現展‘10 (北海道立近代美術館/札幌市)
2011 帯広コンテンポラリーアート2011-真正閣の100日ー(真鍋庭園内‘真正閣’/帯広市)
2012 札幌アートステージ2012 (地下歩行空間/札幌市)
2013 ハルカヤマ藝術要塞2013 (春香山/小樽市)
2013 防風林アートプロジェクト2013-14 (愛国地区の防風林等/帯広市)
2014 Sapporo Conception 札幌現代アート交流展2014 (ギャラリーレタラ/札幌市)
2014 Far East コンテンポラリーアート2014「極東展」 (温根湯/北見市)
2015 十勝五敗 作品展 (ギャラリー レタラ/札幌市)
2015 帯広コンテンポラリーアート2015「マイナスアート展」 (旧ホテルみのや/帯広市)
2016 帯広コンテンポラリーアート2016「ヒト科 ヒト属 ヒト」 (帯広の森/帯広市)
2017 「北の脈々- North Line2-」 (500m美術館/札幌市)
2017 ポンペツ藝術要塞2017 (穂別道民の森/むかわ町)
2017 Naked NorthwindⅡ「裸形の北風」  (アトリエムラギャラリー/東京都)

 

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OBIHIRO CONTEMPORARY ART 2016 「ヒト科ヒト属ヒト」

「笹の人」

 

OBIHIRO CONTEMPORARY ART 2015 「マイナスアート展」

「るみ子」

 

OBIHIRO CONTEMPORARY ART 2013-14 「防風林アートプロジェクト」

「風の槍」

OBIHIRO CONTEMPORARY ART 2011 「真正閣の100日」

「きんぎょ」

 

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