OBIHIRO CONTEMPORARY ART 2018

 

帯広コンテンポラリーアート2018

「河口」展 参加作家  

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澁谷 俊彦 Shibuya Toshihiko

 

「起源・発生」
-GenerationⅤaround the estuary-

制作年 : 2018

素材 : マップピン

作品展示場所 :  新川河口周辺領域 (全長約1000m 札幌市手稲区手稲山口~小樽市銭函)

作品設置予定日 : 5月20日~


「新川河口周辺の歴史・飛蝗襲来」


札幌市手稲区の最北端、新川の河口近くにある「手稲山口バッタ塚」。
北海道開拓時代の1880年(明治13年)8月に、十勝地方で大量のトノサマバッタが発生し、札幌にまで飛来。その後、毎年のようにバッタの大発生により大きな農業被害があったそうです。バッタ駆除の方法は、幼虫を追い込んで穴に埋めたり、ローラーでつぶしたり、野原に火をつけたりと。しかし、さまざまな対策に効果は薄かったといいます。

1883年、札幌中から集められたトノサマバッタの卵を集めて、砂地だったこの地に埋めて、バッタを減らそうとしました。これが今日のバッタ塚です。
バッタ塚は札幌の他の地域にもあったそうですが、現在まで残っているのは手稲山口のバッタ塚だけです。

トノサマバッタの卵塊は浅い土の中に産みつけられます。このとき大量発生して、バッタ塚に埋められたトノサマバッタは、私たちが認識している緑色のトノサマバッタ(孤独相)とは異なり、群生相(ぐんせいそう)といいます。
(そしてこの二つの中間の特徴をもつ転移相というトノサマバッタもいます。)

トノサマバッタには普段は孤独相しかいませんが、
干ばつなどで餌(イネの仲間)が少なくなると、そこにたくさんの幼虫が集まります。
このような狭い場所で、たくさんの幼虫が集まってそだった場合、まず転移相(てんいそう)になり、それから群生相になります。

せまい場所にたくさんのバッタが発生すると、餌が乏しくなり生きていくことが困難となり、そこで、遠くまで飛べる体に変化して、新しい土地を探して旅立つのです。トノサマバッタの相変異は、厳しい自然のなかで生き残るための優れた方法だと考えられています。
開拓者達と自然の驚異との格闘の記憶と記録がここにはあります。
群生相の発生を抑えようと作られたバッタ塚でしたが、決定的な効果はなかったようです。
結局、群生相の大量発生を止めたのは自然でした。
1884年の夏は雨が多く気温も低く、卵があまりかえらず、トノサマバッタの多量発生は起きなかったのです。

(参考文献:Co STEPウェブサイト、『札幌事件簿 (さっぽろ文庫 (37))』 さっぽろ文庫37 札幌市教育委員会編 北海道新聞社 1986『札幌昆虫記 (さっぽろ文庫)』 さっぽろ文庫52 札幌市教育委員会編 北海道新聞社 1990『黒いトノサマバッタ (わたしの昆虫記)』 私の昆虫記1 矢島稔 偕成社 1998)

 

 

●新川河口設置エリアへのMAP


 

 

※Aエリアから

 

※Bエリアから

 

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※Eエリアから

 

※Gエリアから

 

 

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澁谷 俊彦

Shibuya Toshihiko

札幌市在住

1998 ドイツ・オランダ・ベルギー美術賞展「優秀賞」 
2014 札幌文化奨励賞

      

【 発表歴 】

2016 思考するアート展-コトバノカタチ-(北海道立帯広美術館)
2015 ハルカヤマ藝術要塞2015 (小樽春香山周辺)2011~※隔年開催
  マイナスアート展(旧ホテルみのや)帯広コンテンポラリーアート2015
2014 防風林アートプロジェクト(帯広)
  Sprouting Garden-「萌ゆる森」(札幌芸術の森、野外美術館/札幌)
  Far East Contemporary Art 2014 (留辺蘂、旧大和小学校/北見)
  クリエイティブ北海道meets バンコク(バンコク/タイ)
  Snow Pallet 7 (札幌宮の森美術館、中庭テラス/札幌)
2013 Snow Pallet 4(ノース・スノーランド・イン千歳 / 千歳市)
  奔別炭鉱アートプロジェクト2013(三笠奔別旧住友炭鉱/三笠)
  NEW CITY ART TAIPEI/ rooms LINK TAIPEI(松山文創園区、台北 / 台湾)
  クリエイティブ北海道meets 香港(セントラルオアシスギャラリー / 香港)
  Snow Pallet 5(小樽運河プラザ、小樽貴賓館 / 小樽)
2012 NEW CITY ART TAIPEI/ rooms LINK TAIPEI (華山1914 創意文化園区、台北/台湾)
  クリエイティブ北海道meets 香港(セントラル・オアシスギャラリー/香港)

 

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OBIHIRO CONTEMPORARY ART 2016 「ヒト科ヒト属ヒト」

「ジェネレーション(起源・発生)Ⅳ」

 

OBIHIRO CONTEMPORARY ART 2015 「マイナスアート展」

「ホワイトコレクション-生命循環-」

 

OBIHIRO CONTEMPORARY ART 2013-14 「防風林アートプロジェクト」

「Snow pallet」

 

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