MINUS ART
帯広コンテンポラリーアート2015
マイナスアート展
私たちの周りにはモノや情報があふれ、一方では地方が疲弊し多くのものが失われている。ちょうど良い幸せはどこにあるのか。
マイナスアート展は今を生きる私たちの現状を見つめ、過剰や無駄、失ってしまったものなどについて考察するため、
廃屋をアート空間として再利用し、表現することをコンセプトとするものである。
マイナスとプラスは振幅して常にお互いを内包している。マイナスに目を向けることは、プラスへの方向を探ることでもある。
廃業したホテルの客室・廊下・階段・屋上・機械室などさまざまな空間に作家が入り込み、マイナスとイメージするもの、
あるいは事柄などに光をあてた立体、平面、インスタレーションなど既成の概念にとらわれない自由ね表現が展開されるであろう。
また、野外展示を希望する作家に対しては、ホテル周辺にある広場や空き地を会場とし、開催期間中に行われる七夕祭りや夏祭りと
連動した展示にしたいと考えている。
「ホテルみのや」は帯広市の中心街にあり、72年の歴史を持つ老舗ホテルであったが、2年前に廃業した。
マイナスの底にあるこのホテルは今、十勝サロンANNEX(サロン代表:田守丈太郎)によって、
1階をイベントスペースとカフェを併設した施設として息を吹き返そうとしている。
この企画の会場として選んだのは、まさに彼らの活動とマイナスアート展が同じ方向を向いていて共にやってみたいと思ったからである。
この企画が疲弊した地方都市の活性化に役立つことを願うものである。
開催期間
2015年8月1日(土)ー 8月30日(日)
会場
十勝サロンANNEX(旧ホテルみのや)
帯広駅前多目的広場
主催
帯広コンテンポラリーアート実行委員会
共催
公益財団法人北海道文化財団・帯広市・帯広教育委員会
後援
北海道・十勝文化団体協議会・十勝観光連盟
協力
十勝サロンANNEX
実行委員会
顧問:柏尾 哲哉
実行委員長:梅田 正則
副実行委員長:吉野 隆幸
事務局長:鈴木 隆
事務局次長:池田 緑
事務局会計:伽井 丹彌
会計監査:関口 好文 / 茶畑 美智子
事務局員:阿部 安伸 / 岡本 和之 / 本間 辰郎 / 田村 崇泰 / 田守 丈太郎
監事:増子 和則 / 関口 好文 / 茶畑 美智子 / 上田 真里