Mar 19, 2015
3月の会場下見
3月19日(木)曇り
札幌より澁谷俊彦さんが下見に来てくれました。忙しい中なのでどうなるかわからないが調整してくれました。三笠炭鉱奔別にも出していたこともあり、ここの会場もなかなか面白い空間だと言ってもらえて本当に良かったです。しかし、不思議なのはいままで付かなかった電灯がついた事でした。なんででしょう?
それにしても下見をしてくれた作家の方も会場というのは、3度見ないとそこの空間の面白さが分からないと言っていました。確かに見ればみるほどいろいろな面白いところが見えてくるのもこのような会場の良さなのでしょう。
ここに参加してくれる作家の方々は、現在54名になりました。おそらく会期が始まる頃には60名近くになるのではと思います。
展示場所も様々なところがあるので60名近い作家の作品が展示すると大変な事になると思うのですが、そうはならないとおもいます。
なぜなら、ここの旧ホテルみのやを拠点にして他に展示する空間もありますのでその変化も見ることができるリレーショナル・アート(※)という展開ができるといいのですが。
作家も遠くは九州、東京、長野、新潟と様々な所から来られます。残念なのは、こんなに作家に来ていただく企画展は今回で終了。
来年度からはまた、別な企画を考えて行きます。
※関係(性)の芸術。作品の内容や形式よりも「関係(relation)」を重んじる芸術作品を総称的に示す言葉として、1990年代後半より広く用いられるようになった。ここでの「関係」という言葉は作品と鑑賞者とのあいだに生じる関係を指すようにも思えるが、この場合どちらかと言えば作品の制作過程で生じる周囲との接触関係のほうに重点が置かれていると言えるだろう。なぜならリレーショナル・アートは、ある状況や出来事を生み出す過程、およびそれにともなう人々の「参与(participation)」をその本質とするからである。この点においてリレーショナル・アートは、鑑賞に際する「作品」と「鑑賞者」との相互作用を重視するインタラクティヴ・アートとは区別される。以上の意味でのリレーショナル・アートは、フランス出身のキュレーターであるニコラ・ブリオーが90年代に開催した「トラフィック」展や著作のなかで用いたことにより、その後広く流布する概念となった。そのため、一般的にはブリオーの『関係性の美学』(1998)で挙げられているリクリット・ティラヴァーニャ、リアム・ギリック、フェリックス・ゴンザレス=トレス、フィリップ・パレーノ、ヴァネッサ・ビークロフト、平川典俊らがリレーショナル・アートの代表的な作家と目されることが多い。他方、「関係」という言葉の汎用性ともあいまって、リレーショナル・アートという言葉はブリオーによる当初の定義を越えて、何らかの仕方で社会性を主題に掲げた作品や、地域密着型のプロジェクトなどにも今日広く用いられている。