※ 東北地方太平洋沖地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げま すとともに、被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申 し上げます。一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。帯広市では被災者の受け入れや義援金・救援物資の援助活動を全力で行っております。 本年の5月28日開催の「帯広コンテンポラリーアート2011ー真正閣の100日ー」 でも、何かの形で少しでも力になれれば幸いと思っております。

 ● 趣 旨

 これまで、帯広圏を中心に1997年より展開してきた「とかち環境アート」を継承しつつ、2002年帯広市で開催された「とかち国際現代アート展・デメーテル」以降の新たな現代アート活動の擁立のための弾みの機会とする。近年の急速な時代の移行と地球環境の変容を見据えて、現代という時代が要求する人や社会のあり方を、現代アートという最も現代に即した、なおかつ身近な方策で切り込む。
 以上の趣旨にのっとり、国境の無い現代にあって、現代アートの分野にあってもアートの持つ力を遺憾なく発揮するために、まずは北海道内外の作家の垣根を取り払い、北見、旭川、札幌の作家にも働きかける。帯広では自然の素材や環境を生かした環境アートを中心として、「2008年真正閣の10日間」を積極的に展開してきた。そこから一歩進める形で「帯広コンテンポラリーアート2011」としてスタートさせたい。
 様々な課題を抱える現代社会に目を向け、そこから見える「自然環境」「社会環境」の二つの切り口をもとに、十勝・帯広ならではのアートを探る。その活動を通し、社会の課題をアピールすると同時に、子供から大人までの五感に深く訴えて現代アートの認知度を高めることを目的とする。