「ヒト科 ヒト属 ヒト」
大昔、ヒトの祖先は森を出て草原へと移り住んだことで二足歩行になり
ヒトとしての独自の進化を歩んできた。
現在、遺伝子操作によるデザイナーベビーが生まれ
人工知能を持つヒューマノイドも身近な存在として共に認識する日が近づいている。
管理し尽くされている人工的な十勝の森と対峙し、風わたる晩秋の草原に立ち
今一度ヒトについて想いを馳せてみたい…。
今回の企画は形としての人体表現にこだわることなく
生と死などの生物学的事象、
心のありかたなどの精神的事象
置かれた環境などの社会的事象など、表現の多様性と可能性に期待し
幅広い観点からヒトと森について考察するものである。
帯広コンテンポラリーアート実行委員会
【開催場所】
帯広市 帯広の森内の草原
舞台となる帯広の森は、市街地を囲む森を市民の手で創ろうと、昭和50年から100年計画で多くの市民の積極的な参加によって森づくりがすすめられている。
406.5ヘクタールの面積をもつこの森は、32年の年月を経て、現在は樹木も大きく成長し、森林浴や動植物の観察、レクレーションなどをとおして市民の憩いの場となっている。
展示予定場所は森内のミヤコザサが群生する草原で、北に向かってゆるく下がる傾斜があり、秋にはススキの穂が風になびく。
近くには陸上自衛隊の滑走路があり、時にヘリコプターの爆音が響き、張り巡らされた有刺鉄線が張りめぐらされている。
【会期】
本展 : 2016年10月1日(土)~2016年10月30日(日)
○作品制作・設置 : 9月17日(土)~9月30日(金)
○作品撤収 : 10月31日(月)~11月13日(日)
【構成】
■本展
帯広の森内の草原に立体・平面・インスタレーションなどの作品を展示
○オープニングレセプション 10月1日(土) 場所:帯広の森展示会場
○クロージングレセプション 10月30日(日) 場所:帯広の森展示会場
■イベント
【 ダンス・舞踏 】
○日時:10月1日(日)16:00~ 場所:帯広の森展示会場
田仲ハル独舞・舞踏公演 「骨」
○日時:10月16日(日)15:00~ 場所:帯広の森展示会場
舞踊集団BU・U
トマツタカヒロ
【 音楽 】
○日時:10月16日(日)14:00~ 場所:帯広の森展示会場
バグパイプ演奏 巌 文哉 氏
○日時:10月30日(日)14:00~ 場所:帯広の森展示会場
わくにこ十勝JAZZオーケストラ
■シンポジュウム
5月15日(日) 13:00~14:00 場所:森の交流館・十勝 多目的ホール
講師:山原敏朗氏(帯広百年記念館副館長) 「石器時代の人と語り合う」
■アーティストトーク
10月1日(土曜日)13:00〜15:00 【会期初日】
場所:帯広の森展示会場
■ワークショップ
10月2日(日)10:00~ 場所:帯広の森展示会場
○帯広の森の資材などを使って、人にかかわるオブジェを制作し会場周辺に展示する。
(市民参加型ワークショップで制作)
【主催】
帯広コンテンポラリーアート実行委員会
【共催】
帯広市・帯広市教育委員会
【後援】
十勝文化団体協議会・十勝観光連盟・一般財団法人帯広市文化スポーツ振興財団
【助成】
公益財団法人道銀文化財団 ・公益財団法人カメイ社会教育振興財団(仙台市)
【帯広コンテンポラリーアート2016 「ヒト科 ヒト属 ヒト」 実行委員会 】
実行委員長:伽井丹彌
副実行委員長:吉野隆幸
会計:梅田正則
事務局長:鈴木 隆
事務局次長:池田 緑
事務局員:阿部安伸・塩田 晃・松岡つとむ ・松本英樹
監事:益子和則(帯広市)・茶畑美智子・上田真理
顧問:金澤 耿(一般財団法人帯広市文化スポーツ振興財団理事長)